セミナーレポート(神戸観光局さま主催 第2回インバウンドセミナー&ネットワーキング)

とても実践的で、現場感を感じる充実の内容でした。
神戸観光局さまでは、本年度、3回に分けてインバウンドセミナー&ネットワーキングを展開しています。今回はその第2回目となります。また、神戸の大学在籍学生対象にインバウンドガイド育成プログラムを実施し、人材育成にも取り組まれています。こちらでは、初回プログラムを担当させていただきました。

こちらインバウンド担当者さまは、ご自身も世界を旅し、フィールドワークを多く体験なさっていらっしゃいます。だからこそ、決して置くだけの情報ではなく、長期的に着実に育っていく環境のために何が必要かをとても熱心に考え、丁寧に取り組まれているので、このシリーズは私もとても楽しみなのです。
今回は、敢えて大阪でも、京都でもなく、関西の中でも日帰り訪問が多く、インバウンド宿泊増加を目指している〈奈良〉を拠点に活動されている現役ガイドの方にインバウンドのリアルな今の状況をお伝えいただきました。

・インバウンド客のリアルなニーズ
初回の方、2回目以降の方の日本旅行で求めていることの違いや、報道データからは見えてこない細やかな実情
・インバウンド対応におけるポイント
実際にゲストの満足度を上げるために大切になさっていることを具体的な例をあげてわかりやすくお話しいただきました。

どの瞬間も目から鱗な内容で、皆さんどんどん前のめりに!

笑いあり、感嘆あり、驚きあり・・・とあっという間の時間になったのではないでしょうか?
私が今回、大切にしたいなぁと感じたのは、「ゲストが出会う地域第一号の人として等身大を見せる」関わり。決して上からでも下からでもなく、一方的なプレゼンではない「心の交流力」。実際にリピーターが絶えない場所で仕事をしている方々に共通する姿勢だなぁと色々な方々の顔を思い浮かべながら、聞き入っておりました。

インバウンド客をお迎えしたい時。
文化背景が異なる方々に向けて何かを提供したい時。
日本人だけの一方的な感覚で、データや情報だけでコンテンツやツール、サービスをつくると一方通行で終わってしまいがちです。
文化背景が異なるこそ、双方向の共通点と違いを知る。その上で準備する。そのために私たちは、外国人の方のお声、外国人の方と関わる方、接点がある方のお声をお届けするコーディネートをさせていただいております。

次回、こちら神戸観光局さまのインバウンドセミナー&ネットワーキングシリーズの第3回目は2026年3月12日(木)を予定しています。詳細決まり次第、改めて報告をさせていただきますね。

はぁ、本当に愛がたっぷりのセミナーで胸がいっぱいになりました。
佐藤さま、神戸観光局の皆さま 今回もありがとうございました。

海・山・都会が交わる街。神戸。とても素敵な会場でした。

ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。集客プロモーションの現場を重ねる。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。