安売りをしない!にこだわる。

Instagramにも投稿しましたが、現在開催中の大阪・関西万博。
毎日、毎週、毎月内容が異なり、各国・各エリアが現時点の最善を尽くした『情報発信』を体感できる見本市のような位置付けとしても学び多い場所となっています。

この万博での展示を見比べてもしかり、またここ最近インバウンドを集客しているお店や、インバウンド担当者とお話ししていも共通して感じていることが【日本を安売りしない】こと。

日本で暮らしていると当たり前に感じて気付きにくいですが、やはり私たちの日常の中に繊細できめ細やかな感性があり、それは海外のゲストからすると、とても特別に感じる日本らしさだと言えます。「日本に価値を感じて、それを楽しみに来日している」それをわざわざ安売り競争で、日本を安く表現するよりも、いかに価値を高めて届けるかに視点を移す方が長い先の日本にとっても良いのではないでしょうか?「安い日本と、お金を支払う価値がある日本」どちら創るかは、私たちの関わり方次第。

しかし、インバウンド向けの価格をただ高く設定したら良いというわけではありません。十分な価格提示には、費やした手間や、時間、想いを感じれる内容であることが大切です。ゲストの方々はしっかり感じ取っています。今、「安売りはしない」と決めてインバウンド対応をしている方々は、そこに取り組まれています。大阪で言うと、2030年秋頃のIR開業に向けて取り組みが始まっています。目の肥えた方々がいらっしゃることまでイメージして、いかに価値を高めていけるか。選ばれる場所になるために、持っておきたい視点を今日はシェアしてみました。

付加価値をつけて楽しんで頂く為のお仕事でUSJへ。なのに、どうしても私が大喜びで仕事を忘れてしまいそうでした・・・汗

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。集客プロモーションの現場を重ねる。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。