インバウンドの方へどうアピールする?(2)観光客への広告で難しいこと。

皆さんは昔、受験のころ、こんな曲線を引用して、『復習の大事さ』先生に言われたことありませんか?

 

人の記憶の再生率(もう一度覚え直す為にかかる手間がどれだけあるか)について示した表です。

 

表の詳細を説明すると難しくなるのですが、要は脳には「忘れる機能」も備わっており、忘れない為には繰り返し同じ情報をインプットする。反復が大事ということです。

受験勉強が懐かしい・・・ですよね?!(私はやったかどうかは・・?)

広告をする中でも、一瞬の情報だけでは『忘れられる』為、反復訴求をして、いかに印象に残すかが鍵となります。なんども、あちこちで目にする。そうしてやっと効果をなします。

日本で暮らす人向けの広告・旅行者向けの広告

私たちの暮らしは反復訴求にあふれています。

ポイントをまとめてみました。

暮らしの中で何度もアプローチできる方法が、行動パターンが変化に富んだ旅行者へは通用しません。そして、情報に溢れているネット上で『見かけた』一瞬の情報はすぐに忘れられがちです。

 

一瞬の短期記憶を、しっかりと印象に残し、動機付け、行きたい目的地へと導く為には、『なんども・あちこちで・色々なタイミングで』目にする・耳にする『反復訴求』が必要です。その為にも、一瞬のアプローチではなく、長期的、様々な特性を持つ媒体を通じて発信がされているかどうか が情報に溢れている今の時代に必要なプロモーションの在り方となります。

 

数年前から実施されているインフルエンサーを起用したプロモーションが1回切りでは一瞬で効果がなくなるのも、上記を考えると仕方がない事だと納得できます。

リーチ数だけでは見えてこない、そもそもの人の記憶(印象に残す)の仕組みから見たアプローチについて考えて見ました。『反復訴求』・・・できてますか?

 

それでは、どのようにアプローチしていくのがいいか・・・またこれは改めてご紹介したいと思います。

 

 

記事を書いたのは私:
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外国人観光客研究所のサイトにお越し下さり、ありがとうございます。
このサイトは 大阪初の外国人観光客向け多言語観光MAP「EXPLORER MAP  (旧EXPLORER OSAKA/旧 EXPLORER KYOTO)」の広告販売、及びインバウンドプロモーション、コンサルティングを手がける株式会社エースブリッジが運営しています。
外国人観光客研究所では、私たちが関わってきた店舗さま等の事例から、訪日外国人旅行者の集客方法、おもてなし、ニュース、インバウンドビジネスに関わる様々な情報を発信するだけではなく、普段の私たちの様子など私達らしい視点で、楽しく綴っています。インバウンドのお客さんをもっと身近に・・・日本らしさを楽しみながら、外国の方とも楽しく接していけるお力になれますように・・・。

ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。