今から外国語のコンテンツを用意しましょう

前回の記事海外のトレンドを把握してから活用しようをご覧になりましたか?

日本の各地にて、戦国時代と関連する歴史人物や場所があります。そして多くの観光者は確かに東京、大阪、京都などの大都市の近くに泊るケースは多いですが、それが英語の情報(ガイドやウエブサイト、看板、パンフレットなど)があるからです。観光者がなかなかみなさんの地域まで足運ばない心配があれば、次の事を考えてみましょう。

距離は関係ないです

多くの観光者はJRパス(ジャパンレールパス)を購入してから来日するため、交通費を深く考えずに移動ができます。例えば、JR東パスを使えば、東京から青森までの電車や新幹線を自由に乗ることができます。なので、観光者は大都市に泊まり、数日をわたり周りの地域や観光地を自由に観光するケースはあります。

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ただ、こういう複数の地域をめぐる旅は、事前にルートを調べないといけない。英語でルート案内は行えば、英語で出てくる広島や京都などの有名な観光地の情報がしかなかったら、皆はそういう場所にいくしかない。なので、

英語の情報を発信しましょう!

大きな有名な観光地は間違いなく楽しいし、いい旅の思い出にもなりますが、より印象が残るのは「authentic experiences(正真正銘の体験)」。

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「Authentic experiences」とは多人数で行う体験より数人限定の体験やローカルが案内する穴場、観光者にとってより特別な体験であり、友達や家族に進めたくなる、SNSでシェアーしたくなります。でもこういう体験は英語の情報また誰かからの紹介がなければ、自分で見つかる可能性は低いでしょう。

一つの提案は日本人観光者向けのコンテンツを海外観光者向け版をつくりましょう。もちろん、すべての情報を翻訳する必要はないし、海外の方の予備知識も違うので、紹介の仕方は少し異なります。1:1の翻訳より日本語版の見どころや必須歴史背景をまとめて紹介し、ルート案内や宿泊情報も提供すれば、海外の方にとってより予定を立てやすくなるでしょう。

それで、「見どころ」と「必須歴史背景」をどうやって割り出すため、
以下の5Wを使いましょう!

その5Wというのは

When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)

次回でこの5Wを詳しく説明します!

ABOUTこの記事をかいた人

管原 アリース(Alyse Sugahara)

アメリカ生まれアメリカ育ち、ワシントンDCでBFA(美術学士号)を習得。
2010年に来日し、英語教師をした後、翻訳業界へ転職。7年間エンターテイメントローカライゼーションに携わり、主に日本のゲームを海外へ配信する翻訳業務、LQA(言語品質保証)など、デジタルコンテンツのローカライゼーションを得意とする。
また、アーティスト活動(イラスト・作曲・作詞・バンドボーカル・DJ・ローラースケート・映像制作)を行う中、在日外国人によるアート、音楽をテーマにしたイベントも企画・運営。日本で暮らす外国人のコミュニティにも強い。
Black Lives Matterをテーマしたテレビ番組への出演や、ダイバーシティや、メディアバイアスに関するセミナー講師など、日本における国籍を超えた視点の周知活動も行う。
2020年より、外国人観光客研究所のインタビュアーをスタート。
インタビュアーの他、 “国によってアプローチポイントを変える”独自の視点で翻訳、制作ディレクションなど観光訴求に携わる。
日本の戦国時代が好きで、バリバリの関西弁を話します!