観光を考える(1)日本で観光する人の旅行消費額は?

今だからこそ、これからの【観光】を考える時間に。

 

去年1年間、【旅】に行きましたか? どんな時間を過ごしましたか?

 

いつもの暮らし(日常)とは違う場所、食べ物、モノ、景色、匂い、そしてヒト。いつもと一緒ではない(非日常)ことが旅の楽しみ!!

これは外国人観光客に限らず、もちろん日本人の旅行者にとってもそうですよね!

 

その地その地の「日常」=当たり前に思っていたこと。これが旅人からすると価値のある非日常な体験だったりします。

 

私たちが今いる場所の【日常・当たり前】ってどんなことか。旅人から見ると、そこにどんな価値を見出せるのか。今だからこそ、もう一度考えてみませんか?

 

自由に人が行き交うことができるようになった時、きっと新しい価値観は生まれているかも知れませんが、「人がいつもの生活から離れて旅をする」ことは無くならないでしょう!

 

日本全体の「観光」を客観的に捉え、今できることを一緒に考えてみましょ。

日本で観光をする人たちの旅行消費額は?

昨年2019年の日本国内全体の旅行消費額です。訪日外国人と日本人の国内旅行を合わせると、その旅行消費額は合計で、26兆7,248億円にのぼります。

日本人国内旅行

  • 2019年の日本人の国内旅行消費金額 21兆9,114億円宿泊旅行消費額 17兆1,493億円 / 日帰り旅行消費額 4兆7,620億円)
  • 2019年の日本人の国内延べ旅行者数 5億8,666万人
  • 1人1回あたりの旅行単価3万7,349円 (宿泊旅行だけの平均単価 55,069円 / 日帰り旅行だけの平均単価 17,301円)

出典:観光庁「旅行・観光消費動向調査」(2020.2.19)

 

訪日外国人旅行

  • 2019年の訪日外国人旅行消費額  4兆8,135億円
  • 2019年の訪日外国人数 約3,188万2000人( 内クルーズ旅客数215.3万人)
  • 1人あたりの旅行支出 15万8,531円 (クルーズ客一人あたりの旅行支出 3万9,710円)

***1人あたりの旅行費においては、平均値のため、旅行スタイル、国籍によって消費価格帯は異なります。

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」(2020.3.31)

日本人国内旅行に関しては、日帰り旅行など普段の生活圏外を離れる気軽な旅も含めている為、国内旅行者延べ数を見ると驚いたのではないですか?

実は、日本人国内旅行者数はここ数年、増加傾向なんです

そして、皆さんもご存知の通り日本を訪れる外国人観光客も増加傾向です。(今の状況下ですが、敢えて断言しますね)

CHECK★★★世界各国の外国人訪問者数ランキングから【日本への関心が高まっている】が分かります!。→過去記事「(人口減ること×外国人増えること)を考える」より

 

【自分の国にはないもの】=【珍しい】=【新しい消費が生まれる】

日本全体の旅行消費額を見た時に、外国人観光客よりも日本人による日本国内旅行が占める割合の方が圧倒的に大きいですよね。

 

では、何故 これだけ外国人観光客が注目されるようになったのか・・・

キーワードは【新しい消費】です。

 

 

【新しい消費】とは???次の記事にてご紹介しますね^^

 

 

 

記事を書いたのは私:
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外国人観光客研究所のサイトにお越し下さり、ありがとうございます。
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外国人観光客研究所では、私たちが関わってきた店舗さま等の事例から、訪日外国人旅行者の集客方法、おもてなし、ニュース、インバウンドビジネスに関わる様々な情報を発信するだけではなく、普段の私たちの様子など私達らしい視点で、楽しく綴っています。インバウンドのお客さんをもっと身近に・・・日本らしさを楽しみながら、外国の方とも楽しく接していけるお力になれますように・・・。

ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。