観光を考える(3)あなたの場所の【珍しい】は??今やること。

今だからこそ【観光】を考える時間に。

 

【わざわざ訪れたくなる】【珍しい】と思える価値を見出すために、今振り返っておきたいことを3つ挙げます。

  1. 他のエリアを知る。
  2. 他の人がどのように案内しているかを知る。
  3. 日本人も満足できる内容かを確認する。

①【他のエリアを知る】

たくさんある情報の中から、選ぶ側の視点でモノを見る時【他との違い】はポイントになります。

 

でも実際のところ、発信されている情報を見ると

  • 発信者目線で発信したい「自分たちの情報」「規模」「提供しているサービス」

が目につきます。同じような訴求ばかりで、目に止まりにくいです。

 

私たちが当たり前だと思っていて見過ごしている中に、他のエリアの視点で見ると「珍しい」「非日常」と感じれることがあるはず!

それが旅人からすると「わざわざ訪れたい」理由になります。それに気づく為にも、振り返ってみるのはどうでしょうか?

自分たちが、他と何がどう違うか知るためには、まずは他を知ることから始まります。

他の国ってどんなだろう?そこから見える日本は?

日本の他の地域はどんなだろう?そこから見える私たちの都市の特徴は?

私たちの都市はどんな場所だろう?その中で私たちの場所・お店の特徴は?

選ぶ側は、他のエリアとの比較をしています。わざわざ訪れるための理由は、選ぶ人たちが目にしている「他のエリア」の特徴にヒントがあります。打ち出しが他と同じだと、「別にそこでなくても、他の場所でもいい」と思われてしまうのも仕方ないです。

 

 

②【他の人がどのように案内しているかを知る】

わたしがよく参考にしているのは・・・・こんな方々。

  • 観光案内所の人
  • ホテルのコンシェルジュ
  • 観光ガイドの人

こう言った「観光客に伝える事をお仕事としている方が、特定の場所をどのように案内をしているか」は、とても参考になるんです。

いくつかの選択肢の、それぞれの区別がわかるように、簡潔に特徴をお伝えして旅人へ提案をしています。

それぞれの場所に対して、違いがわかるように、特徴を簡潔にお伝えするのがポイント。

私のオススメは、「その場所を友達に紹介するときにどのように説明するか」考えてみること!

「一言で伝わる特徴」をベースに訴求ポイントを整理していくとわかりやすいです。

ただ、「その一言で伝わる特徴」が他と同じだと結局区別がつかなくなるので、気を付けて下さいね!

 

③【日本人も満足できる内容かを確認する】

前の記事でもご紹介したように、よりリアルな日本体験を求める方は増えています。

そして、リピーターが絶えないいい循環が生まれてる店やエリアは、決まって日本人からの支持を得ている場所が多いです。

観光を考える(1)日本で観光する人の旅行消費額は?でも挙げたように、日本国内の旅行もどんどん増加しています。日本人からも「珍しい」「普段の暮らしと異なる体験」「非日常」と共感される魅力をどう打ち出していくか。

 

外国人観光客向けだけではなく、日本人からも評価されている魅力

他とは違う際立った魅力とはなにか?

これから、人々が自由に旅ができるようになった時、数ある選択肢の中から際立たせる魅力を発信できるかどうかは、今のふり返りの時間が大事だったりするかも知れません。

 

「あなたの場所の珍しいことは何ですか?」

「あなたは当たり前だと思っていたけど、他から見ると特別と感じれることは何ですか?」

 

 

今だからこそ。足元をしっかり確認して、次へ進むことができますように。

 

記事を書いたのは私:
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外国人観光客研究所のサイトにお越し下さり、ありがとうございます。
このサイトは 大阪初の外国人観光客向け多言語観光MAP「EXPLORER MAP  (旧EXPLORER OSAKA/旧 EXPLORER KYOTO)」の広告販売、及びインバウンドプロモーション、コンサルティングを手がける株式会社エースブリッジが運営しています。
外国人観光客研究所では、私たちが関わってきた店舗さま等の事例から、訪日外国人旅行者の集客方法、おもてなし、ニュース、インバウンドビジネスに関わる様々な情報を発信するだけではなく、普段の私たちの様子など私達らしい視点で、楽しく綴っています。インバウンドのお客さんをもっと身近に・・・日本らしさを楽しみながら、外国の方とも楽しく接していけるお力になれますように・・・。

 

ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。