育てる多言語化プロジェクト-育てる楽しむインバウンド対策-

「育てる」多言語化プロジェクト
何回かに渡ってヒントをご紹介できればと思います。
▶︎多言語化の課題

事業者の方々が▼自分たちで出来るようになった▼こと
⚫︎外国人の方が理解できる情報の伝え方。
⚫︎生成AIを使った翻訳・音声データの作り方。
⚫︎生成AIを使った時の正確に多言語化できないパターンや、対応策。
+施設を深く理解している外国人の友人を作る事ができました^^


あなたが漠然と不安に思っているインバウンド対策に関するお困りごとも、上記自分で出来るようになるだけで大分変わるのではないでしょうか?

 

自立できるように「育てる」

実施した多言語化についてのポイントは大きく3つ
①外国人が理解できる情報の伝え方を理解する
②生成AIを活用した翻訳・音声データの作り方を理解する
③生成AIでは正確に多言語化できないポイントと、その対策を理解する

知識だけで止めるのではなく、実際に外国の方と関わり双方に意見を交わす。
「そうなんだ!?」「知らなかった?!」と発見と共感の連続の日々でした。
特に①文化背景の異なる方に伝わる情報の整理 ここに時間をしっかりかけて、どのプロセスにも「違う視点を持った人でも共感・理解できるか?」を丁寧に確認して行きました。

一回で分からない事も、回数を重ねるごとに「伝えやすくするパターン」がわかるようになり、体験軸で「外国人が理解しやすくなる情報・伝え方」の感覚を育てて行きました。

この感覚を育てると8割仕上がったようなもの^^

世界と日本の違いと共通点。普段は伝えていない部分から丁寧に解説をして行きました。

AIを上手に活用

翻訳データ・音声データのつくり方は専門家を招致し、自分たちで出来るための学びの時間を設け、データ生成後は、外国の方々の確認をプロセスに含めました。
ここでよく分かってきたのが、「今のAIのレベル」・「AIの仕事をより効果的にする指示の出し方」
今のAIでは、どのような部分までを頼っていいかの指標を学ぶ事ができました。
不正確な翻訳や音声は混乱や不信を招きます。届けたい意図を伝えるための留意したい点を整理して行きました。

いずれにしても、情報を届けたい相手にどう伝わるか。

AIを活用する際も、この視点がないと不安ですが、イメージできる種を蒔き、視点や感覚を育みました。

目的は「自分たちで出来ること」。それぞれの操作や特徴を解説しながら、何を活用するかを選んでいただきました。

外国人のファンができる

今、日本で外国人に人気の観光地やお店、施設の中には、実はそもそもは日本で暮らしている外国人が火付け役となっている場所がとても多いんです。日本に馴染みのなく、深い情報が届きにくい海外に住む外国人だけにアプローチをするのは、実は非効率。
今回のように、双方の違いにフォーカスし、時間をかけて理解を深めるプロセスを経た事で共感をうみ、正しい情報を母国語で発信してくれる仲間を育てる事ができました。

関係人口・・・最近、日本人対象とした地域創生の分野に留まらず、海外からも関わりを持って継続的に訪れる候補として、外国人の方(海外在住・日本在住)も注目されています。

特に日本に住んでいる方は、日本に関心を持って母国語で日本の情報を発信したり、母国からの友人を帯同して日本を紹介する機会があるので、今回のような仲間づくりは、将来、外国語での口コミを自発的にうみだしていくきっかけにもなります。

 

育てる・・・実っていく・・・

もちろん、インバウンドプロモーションを短期間に費用をかけて実施する方法もありますが、今回のように事業者の方が段階を踏んで準備をしていく事で、費用的にも気持ち的にも普段は大きくなく、更に時間をかけて人との関わりも育てることが出来るインバウンド対策を今からゆっくり始めていけると、5年後は大きく実っているのではないでしょうか?

そんなご提案として紹介してみました。

繁体字チェックをお手伝いいただいた学生と資料館のお二人。毎回心のこもった時間でした。良いご縁が育っていきますように。

 

ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。集客プロモーションの現場を重ねる。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。