育てる多言語化プロジェクト(枚方宿 鍵屋資料館さま)-多言語化の課題

「育てる」
これからの観光地での情報整理で大事だと思うポイントです。
この「育てる」を詰め込んだ事業のご紹介です。

市立枚方宿 鍵屋資料館
多言語ガイド資料・多言語音声ガイド 制作事業

水陸交通の要衝であった「枚方宿」の歴史資料館をより多くの外国の方々にも知ってもらうために、外国人向け多言語資料(ガイド資料・音声ガイド)の制作をコーディネートさせていただきました。

多言語化での課題

・文化背景の異なる外国人に情報の直訳は理解されない。
・資料館内の膨大な説明文の翻訳費用の負担が大きい。
・どのように伝えるのが外国人に伝わるかが分からない。
・内容に変更がある度に業者委託するのが難しい。
・費用をかけて多言語化したものの、外国人へ周知するルートがない。

事前にいただいていたお悩みです。きっと同じような課題を持っている事業者さまは多いのではないでしょうか?

▼自分たちで出来るようになる▼
・文化背景の異なる人へ伝わる情報の整理
・費用を抑えながら正確な翻訳を実現する方法
・外国の方の捉え方を理解する
・多言語資料の変更があった場合、自分たちで対応できる
・確実に自分たちを理解し、発信もできる外国の方を育てる

上記をゴールとしたプログラムを準備し、半年ほどの時間をかけて自立を「育てる」事業を実施しました。

菊が綺麗な季節からスタートしました。

日本の観光立国としての取り組みが益々強化されていく中で、今後もインバウンド向けの対策として様々なサービスがうまれてまいります。だからこそ、インバウンド対策に対する全てを誰かに任せるのではなく、自立して出来ることにも目を向けていけると良いのではないかと思っています。

自分を「育てる」・・・自立して出来ることは何があるか?
関係を「育てる」・・・地域で暮らす外国の方との関わりはあるか?
情報を「育てる」・・・自発的に発信される(共感した誰かからの良い)情報は増えているか?

この3つは、どこかの業者に頼まなくても自分でも取り組めるインバウンド対策です。
インバウンド対策=お金がかかる。難しい。と思っていませんか?
簡単に短期間できるお金がかかるものよりも、時間はかけて育てる必要はありますが、育て実らせていくインバウンド対策がこれから大事だと私たちは思っています。

少し何回かに記事を分けて、「育てる」多言語化プロジェクトをご紹介しますね。
何か新しい視点を持つヒントになりますように。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。集客プロモーションの現場を重ねる。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。