【外国人観光客に観光ルートを聴いてみた。欧米編】アップしました!

【外国人観光客研究所TV】 インタビュー企画第2弾!更新しました!

 

先日の記事、「道頓堀ー心斎橋でわかる関西のインバウンド状況」でご紹介した通り、ラグビーワールドカップの影響で、欧米のツアー・個人客が例年より増えています。今回【ミナミエリア】を楽しんでいた観光客の声をまとめました。是非、ご覧ください。

 

 

普通にバカンスの方もいらっしゃいましたが、ワールドカップを機に「日本」という国を満喫したいと思って、スケジュールに余裕を持って、自由に動かれている方が多い印象でした。また、旅行会社のツアーでも今回のワールドカップにちなんだ企画商品が豊富だったようですね。

 

そして、以前からも東京ー大阪間だけでなく、このエリアを中心に更に足を伸ばして旅行を楽しまれる方はいらっしゃいましたが、この「更に足を伸ばして、広範囲を楽しむ」方の割合が更に増加している印象でした。

 

これは、SNSを通じて情報収集が容易になったことが影響されていると言えます。

 

旅行ガイドブック「lonely planet.(ロンリープラネット)」

「lonely planet.(ロンリープラネット)」

インタビューの回答として多かった「lonely planet.(ロンリープラネット)」は英語で紹介している旅行ガイドブックです。英語圏の国を中心に、世界の中でもダントツのシェアがあり、旅慣れない「JAPAN」という国に初めていらっしゃる方などは日本を把握する為に使用されています。

所有する情報として、旅行中に持ち続けているのも特徴です。このガイドブックが信用されているのは、広告や、タイアップ記事がなく、現地在住の外国人か、旅をしている方が編集に携わっているという点。どれだけ、その場を訪れた方にとって魅力的に映ったかが、記事の中で反映されています。逆にいうと、圧倒的なシェアを持つこの本にタイアップ記事を出したくても出すことは出来ず、どこかのタイミングでその場所を訪れた人が、心を動かされる体験をして、それを記事として仕上げているということ。

つまり、私たちがいつもお伝えしたいと思っている「これから、いつ来るかわからないどこかの観光客予備軍に向けるプロモーション」の前に、「既に、今ここに来ている人に、どうこの場所の魅力を届け、満足してもらうかにこだわるプロモーション」を徹底することで、自発的なクチコミや、ロンリープラネットのような旅行媒体の編集者の心に残ったりするのではないかと思います。

 

ちなみに・・・・所有する情報源として旅を支える「EXPLORER MAP」を持っておられる方も勿論!いらっしゃいましたよ!!紙面情報は街全体を把握するのに最適な上に、そのエリアだけでなく、様々なエリアをみて関西エリアの中での今いる場所の”街感”を捉えることができます。「ホテルでもらった」っとおっしゃってました。

神戸牛の特集ページを集中して読まれてました。

 

ざっくりとエリアを決めて、細かく検索

特に欧米の個人旅行の方の場合は、このケースも多いです。

大体のポイントを決めて、細かい旅行のスケジュールは現地で決めていく。そういった声も上がっていました。この動きは、旅行慣れをしている香港や、台湾の個人旅行者にも見受けられます。

 

今回は、ラグビーワールドカップを機に日本を訪れた方が多かったですが、同じく来年の2020オリンピックの年にも同様に「オリンピックを機に、日本全国を自由に楽しむ外国人観光客」は増えるのではないでしょうか?

 

今回皆さんとのお話を通じて、ついつい来年の日本の様子を想像してしまう、そんな時間となりました。あちこち広範囲で日本を満喫したいと思っている人たちにとって、まずはざっくり決めるとスケジュールに組み込まれる【エリア】になるかどうかは、【エリア全体の打ち出し・発信】次第。オリンピックは関東だから・・・と考えるのではなく、今から目に止まる情報発信は積み重ねていきたいものです。

 

また、その他インタビューの様子も発信していきます。お楽しみに!

 

記事を書いたのは私:
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外国人観光客研究所のサイトにお越し下さり、ありがとうございます。
このサイトは 大阪初の外国人観光客向け多言語観光MAP「EXPLORER MAP  (旧EXPLORER OSAKA/旧 EXPLORER KYOTO)」の広告販売、及びインバウンドプロモーション、コンサルティングを手がける株式会社エースブリッジが運営しています。
外国人観光客研究所では、私たちが関わってきた店舗さま等の事例から、訪日外国人旅行者の集客方法、おもてなし、ニュース、インバウンドビジネスに関わる様々な情報を発信するだけではなく、普段の私たちの様子など私達らしい視点で、楽しく綴っています。インバウンドのお客さんをもっと身近に・・・日本らしさを楽しみながら、外国の方とも楽しく接していけるお力になれますように・・・。

 

ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。集客プロモーションの現場を重ねる。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。