私たちは2008年に創刊した大阪初の多言語観光MAP 「EXPLORER MAP」立ち上げメンバーによってスタートしたインバウンドに特化した情報サイトです。
当時はインバウンド受け入れ黎明期と言われ、まだまだ外国人観光客を受け入れるお店が少なかった時期。そんな中で、いち早く外国人観光客を迎え入れることを決めた店舗を当時のMAPで掲載し、あらゆる事を尽くし外国人観光客の手に届く為のMAP流通先を開拓。
その試行錯誤の中で見えてきたきた集客・おもてなし情報をシェアするために2010年に【外国人観光客研究所】を立ち上げました。
ヘッダーの写真は、外国人観光客研究所立ち上げ時ごろのMAPです。(当時はまだ大阪版だけ。EXPLORER OSAKA走遍大阪 という名前でした。)
2種類あるのは、試行錯誤の歴史です。実は、国内に到着された方だけでなく、中国現地の旅行会社などとも連携し、訪日前の外国人へ現地でMAPを届けるチャレンジもしていました。(どうだったか気になる方はお会い出来た時に質問してください^^)
《2010年外国人観光客研究所 立ち上げ時〜》
各店舗の外国人受け入れのお手伝いの他、インバウンドセミナー講師を始めたのがこの頃です。
・大阪産業創造館 【中国人観光客を商機に!シリーズセミナー】集客・PR編 セミナー
・大阪観光コンベンション協会(現大阪観光局) 第1回インバウンドセミナー
2011年以降も上記主催はじめ、豊中商工会議所・泉佐野商工会議所・岸和田商工会議所・貝塚商工会議所などでインバウンド観光に関するセミナー講師を担当してきました。
《2013年 外国人観光客研究所ブログスタート》
実は、2013年の本日11月29日がブログページ開設日なんです▶︎外国人観光客集客日記
ブログスタート当初から発信している内容は、今でもインバウンド対応に通じる宝物のような言葉が沢山発信されています。私のお気に入りはこちら↓
SNSの二つ目のSは「そんなに売り込まないで」のS
(笑)
劉がインバウンド研究所を引き継いだ時、このアメブロの記事から前任の宮地のエッセンスを学びました。笑いに比重が行っているものも多いですが、そのお陰でニヤニヤしながら一気に読めますよ(笑)
●外国人観光客研究所 街頭インタビューyoutubeスタート
●黒門市場さん外国人観光客へのアンケート調査
●飲食店で働く外国人留学生へのインタビュー
などなど、様々な角度で外国人観光客を受け入れる「現場の声」を発信してきました。
《2017年7月 外国人観光客研究所 所長交代》
前任の宮地より劉がバトンを受け取りました。劉のプロフィールはスタッフ紹介の通り。
日本で生まれ育ちましたが、外国人として日本で暮らす中で多くの外国の方々の困りごとを共有してきたこと。通訳として外国の方へ日本を伝える仕事に携わってきたことが、皆さまと外国の方々との橋渡しとして役立っています。
《外国人の方へのインタビュー・Youtube再開・動画制作》
よりリアルな声を届けるために、街頭インタビューを再開。その後コロナのために観光客がいなくなったため、日本で暮らす外国の方に参加いただき、文化の違いを感じていただく企画物をスタート。
▶︎Youtubeチャンネルはこちら
多くの方にご協力いただき、より幅広い国の方との連携、コミュニティが広がると共に、動画を通じた発信案件も広がっています。
《外国人観光客研究所からインバウンド研究所へ》
実は、いつも「外国人観光客研究所」が噛み噛みで言えてなかったんです(苦笑)前任の宮地もそうですが、本来継続的な集客を考える時、「外国人観光客だけに偏るのは私たちは好ましい判断ではない」と考えています。
外国人観光客の受け入れを考える時、実は日本人の集客も視野に入れるのは大事。そして、日本で暮らしている外国の方々も視野に入れてどう情報を届けるかを大事にしたい。
「インバウンド」という言葉がすっかり観光客を指す用語として用いられますが、私たちはこの「インバウンド(海外から日本にいらっしゃった方)」の言葉に観光客以外で日本にいらっしゃっている方々も含めて全体で考えていきたいと思っています。そんな心も込めて、外国人観光客研究所立ち上げ11年目の2021年6月15日より「インバウンド研究所」と名を改め、日本と世界 共に違いを尊重し、その違いを大事にする仕事をしてきています。
2010年の外国人観光客立ち上げ以降、一貫してデータだけではなく「現場の人の声」を中心に、「今」・「人」を感じる活動をしています。今回成り立ちを振り返る記事を準備したのが、過去のセミナーでインバウンド黎明期と言われる時期から重ねてきている言葉たちが、あまりにも今私たちが大事にしている事と変わりないことに「揺るぎない軸」を感じたので、改めてシェアしたいと思いました。
長いお付き合いの方々もこの関西には沢山いらっしゃいます。
生きるお師匠に囲まれながら、これからもそれぞれの「特別」を磨き伝える仕事をしていきたいと思います。
長い記事にお付き合いいただき、有難うございました。