インバウンドの方へのコミュニケーション・・・・どのような事をイメージしますか?
先月ですが、観光客が急増する京都の印刷会社さまが季刊誌内にて『インバウンドコミュニケーション』をテーマに特集をされていたのですが、そちらに寄稿させていただきました。
冊子にて京都関連施設・会社さまへ届けられているものですが、ウェブでもご覧いただけます。
TKG PRESS Vol.8 風花号 インバウンドコミュニケーション
老舗ユースホステルのおもてなしや、通訳案内士の方へのインタビューなど、大変興味深い記事となっています。
「文化習慣が違う」のが当たり前
例えば・・・・私たちがタイに旅行した時、目の前にとても可愛い子供がいて、頭を撫でてあげたとしましょう。日本では、頭を触ることに抵抗がないとしても、タイでは頭は神聖な場所なので触るのは失礼にあたるとされます。(実際には小さな子供も場合は大目に見られるようですが)知らなかったら分からないですよね?
それぞれ、判断基準となる文化習慣が異なります。
それをただ、「NO」だけで伝えられるか、「こうゆう理由があってダメです」と相手の文化習慣(理由)と合わせて伝えられるかで、受ける側の心象は大きく異なります。意味がわからないNOは、ただ不愉快な思いしか残りません。逆に、『何故なのか』を知ることで、その国と私たちの違いを感じ、相手を尊重することが出来るのではないでしょうか?
旅は普段の日常から離れ、非日常の世界を満喫できるのが醍醐味だと私は思います。
私たちの日常(当たり前)は相手にとっての非日常(当たり前ではない)。
知らないだけなんです。ただ、YES/NOだけを伝えるのではなく、知ってもらう為に『理由を伝える』。これが、お互い尊重しあい、相手の共感を生む持続可能な観光地を育むポイントだと確信しています。
伝えたいけど、上手く伝わらない・・・・という方へ。何かのヒントになりますように。