なにわのカリスマ添乗員へインタビュー(3)お客さんの心を掴んで離さない秘訣!

【観光客と関わる方へインタビュー!】企画!

これからの【観光】を考える上で、日本を知るために、他の業種の人や、仕事に触れて、今までの習慣をもう一度見直す為に、様々な方へインタビューをしています。

今回は、国内外の旅行に40年携わっていらっしゃる『旅のプロ』・カリスマ添乗員 平田進也さんにお話を伺っています。前の記事では、平田さんがどのような視点で、ゲストに紹介する場所を選んでいるのか伺いました。→インタビュー(2)はこちら

今日は、お客さんとの関わりについて。ファンクラブができるほどリピーターが多い平田さんのツアー。本当に愛されるヒト・場所は、しっかりとお客さんの心を掴み、1回だけで終わらせない関係(リピーター)を築いています。

 

お客さんの心を癒す。フワ〜とした気持ちが大事。

劉:今回、私が参加させていただいたツアーでも、平田さんのツアーに20年、30年参加し続けているゲストの方も沢山いらっしゃいました。「また来たい!」と思われる為に、どのような点を大事になさっていますか?

平田さん:私はお客さんの『心を癒す』ことを一番意識しています。まずは、笑ってもらう!最初にフワ〜っとした気持ちになってもらって、そこから旅がスタートします。

劉:確かに先日の旅も冒頭から、大爆笑でしたね(笑)「なんでこんな時期に、バスツアー来たん?」って。。。そんな話題をついて来る?!って驚きましたが、直球な話と、一人一人に寄り添った突っ込み?!声がけ?!で、心の距離が一気に近くなった気がしました。

 

 

平田さん:(笑)笑ってもらえると嬉しいんです。とにかく旅の間、お客さんの心のバリアを溶かして、どれだけフワ〜とした気持ちで過ごせるか、和む雰囲気を一番大事にしています。

そして、どうしたら喜んでもらえるか。心に刻む喜びをどうやって残すかをこだわって準備しています。『本物を紹介すること』にこだわるのは、やっぱり絶対に想像以上の感動があって、喜ばれるからです。

平均的な紹介ではなく、圧倒的なインパクトがある特別な体験。これは、心に刻む思い出となって、忘れられへん。旅の間、ずっとフワ〜とした気持ちで、ホッとしたり、感動したり、爆笑したり、好きなことを喋ったり、お腹一杯になったり、欲しいもんを買ったり・・・お客さんが、バリアを溶かした状態で過ごせるように心を尽くしています。

旅を通して、楽しみを共有。いつも笑顔が溢れるツアーです。

お客さんとの信頼関係を築く

平田さん:あと、必ず自分が感じたことを、自分の言葉で伝えるようにしています。

お客さんは『何がいいか分からない』から、正直な意見を求めてます。営利を追求すると、こちら側の都合でどのようにでも出来ますが、こちらの都合ではなくて、お客さんのニーズに沿うことを第一に考えます。だから、自分の言葉で伝えて、アカンもんはアカン。良いもんは良い。と、自分が思う本物を正直に伝えるようにしています。

 

劉:だからこそ、「平田さんが言うなら間違いない」と思う信頼が生まれるんですね!本物を見せてくれて、正直に伝えてくれる。何が良いか分からない時、信頼できる人から「決めてもらえる」と、安心して、旅を楽しめます。しかも・・・大爆笑付き(笑)「また来たい!」と思われる理由がわかります

 

平田さん:”泣き笑い劇場”の旅行(笑)が終わって、別れの時にお客さんから「また誘ってください」「どうしたら来れますか?」とか言うてくれます。普通は、「次こんな旅行あるから”来てください”」って旅行会社側からお願いするもの。

やっぱり「また来たい!」ってお客さんに思ってもらえる旅行を体験してもらわないと。

劉:だから、何十年も平田さんのツアーに魅せられて参加されるお客さんが沢山いらっしゃるんですね!私が参加した時も、ホント終始笑いだらけの泣き笑い劇場でした(笑)

先日のツアーでは、お客さんにお誕生日のお祝いをしていただいたそうです。心の距離の近さを感じます!


平田さんは、「日本中、魅力あるところが沢山あるんやから、【観光】はまだまだ発展できる!」とおっしゃいます。

 

旅をする人にとっては、日本中のまだ見ぬ”本物”『季節・味をむかえにいく』喜びがあり、そして、日本中のあらゆることろに”消費が生まれる可能性”があります。

 

withコロナの時代。元気がでる方向に、心を注いでいきませんか。

 

今回の平田さんへのインタビューでは、沢山のファンがいる『旅のプロ』の伝え手としてのこだわり『何を・どのように・伝えるのか』。を改めて考える事が出来ました。

↓平田さんのツアー情報や、ラジオはこちら↓

平田さん肝入りのバスツアー→バスで巡る、旅の幸せ【めぐりしあ】

毎週土曜日14時半〜15時 ラジオ大阪【平田進也の耳からトラベル】

 

みなさんの力になりますように。ありがとうございました。

 

 

【外国人観光客と関わる方へのインタビュー】

●通訳案内士の方へのインタビュー

●包丁専門店・「タワーナイブズ大阪」さんへのインタビュー

●京都町屋ゲストハウス女将にインタビュー

記事を書いたのは私:
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外国人観光客研究所のサイトにお越し下さり、ありがとうございます。
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ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。集客プロモーションの現場を重ねる。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。