尼崎市国際交流協会さんにてお話をさせていただきました。

今年 令和へバトンが渡される前の平成の内に、”平成最後の城”として兵庫県尼崎市に『尼崎城』が平成31年3月に再建、公開されました。

 

”ジョー”のある町尼崎として、地域全体で観光を盛り上げていく流れの中で、今回尼崎市の皆様へインバウンド・地域に住む外国人 両者に向けてどのように付き合っていくかお話をさせていただきました。

 

●尼崎市国際交流協会さんによる当日のレポートです。

 

『地域で取り組むこと』

観光客や、外国人居住者が増える中で、普段そういった方々と接する機会のある人や、お店、施設の方が気がつかないストレスを、地域に住む人々は感じています。せっかく日本に縁があって住んだり、日本に興味があって観光に来ている方がいても、それをストレスと感じる人が多くいるのは、とても残念なことです。

 

ストレスの原因は・・・???

日常のルールが崩される・言わなくても察して通じていたことが通じない・わからないから不安・言葉が通じないことが怖い、、、などなど。

 

つまり日本の文化・習慣ではない文化・習慣を持った人に対して、『わからない』『知らない』『不安』から来るストレスが多いことが分かります今必要なことは、地域に住む人たちの間で感じる『ストレス』を共有し、不安要素に対して、『何を知れば解決するか』『どう動くか』を個人ではなく、地域でシェアすること。

 

特に、文化・習慣が異なる外国人を受け入れる環境を作っていく場合、地域での取り組みは不可欠になると言えます。

『知らないを知る』

今回のお話もテーマは共存。皆さんに印象に残っている「日本とは異なる海外の当たり前」についてインタビューもさせていただきました。

私たちは、まだまだ「知らない」ことが多いです。外国に対しても。そして、私達が暮らす日本に対しても。

 

異なる当たり前に触れることで、私達が当たり前と思って気にも止めていなかった事に気づくことができます。つまり、【他を知ることは己を知ること】

 

これから増えていく外国の方々について「知る」意識を持つことは、今まで気づかなかった日本(住んでいる地域)を知る事にも繋がります。

 

わからない→漠然とした不安(ストレス)

知る→自分たちに出来ない事と出来る事を考えることができる。

 

 

これから、街をより盛り上げていく為に、地域で取り組むことの一つとして「違う当たり前を知る」ことは是非進めていきたいポイントです。

 

『共存』のために

今回、皆さんと普段感じている「インバウンドについて」、「在日外国人について」色々お話を交わせてとても有意義な場となりました。

いくらハード面ばかりお金をかけて準備をしても、受け入れる側が外国の方にストレスを感じるままであれば、そのストレスは相手に伝わります。ストレスを軽減して楽しめる場となる為にも、街全体での取り組み、是非地域の皆さんと当たり前の違いを『知る』ことから進めていきましょう。

 

 

今日は地域の取り組みで心がけれたらいいポイントについて、少しだけ。ご紹介でした。

 

 

記事を書いたのは私:
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ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。