今回は、教育を通じて未来の観光資源を創るお話。
先月、和歌山県串本町で開催された【宇宙ウィーク】に参加してきました。外国人の視点で観光資源についてモニタリングする立場で関わらせていただきました。
ご存知でしょうか?今年、民間では初めてとなるとケット発射場「スペースポート紀伊」が和歌山串本町に誕生します。そして、2020年代半ばには年間20機と多数の打ち上げを目標としています。(JAXA の打ち上げ数は年によって異なりますが、年間で5機前後となります。)宇宙がずっと近くになりますね!
コロナ禍で、観光業界は大きな打撃を受けています。そんな中で久しぶりに町全体で前進する明るい雰囲気に触れることができました。
今回印象的だったのが、【宇宙】という新しい観光資源を育てるにあたって、町ぐるみの学生たちへの宇宙学習を積極的に取り入れられていたこと。地域の観光を活性していくのは、働く大人たちの仕事だけではなく、その場に住む子供達も大事だということを改めて感じました。
観光プロモーションは、【今】を発信するだけでなく、今訪れている人がファンになる【ファンを育てる】・【これから魅力を発信してくれる人を育てる】「育てる」ことが実はとても重要です。これから魅力を発信してくれる人として、子供達が誰よりもその場に愛着を持つ環境づくりはとても前向きな取り組みです。
今回、串本町と連携してオリジナルポスターを制作した宇宙漫画「宇宙兄弟」が串本町の小学校の学級文庫として、設置されていくようです。
その町その町の『スペシャル』を子供達が愛着を持ち、10年後の次の世代に繋げていく。時間がかかることですが、【育てる】ことを忘れずに進めていきたいものです。そして、これは今から出来ること。今年のテーマの一つとして、取り組んでいきませんか。
未来を創る視点を。今だからこそ意識したいと思います。
そんなお話でした。