先日、【外国人のバイトとの関係について質問するならココ!!】といつも頼りにしている店舗の店長さんとお話ししていた時に出てきたお話です。
まだ日本語が十分でない留学生も積極的に採用しているそのお店では、留学生にとっても毎日が日本語実践の場。バイトに『(荷物を入れる)かごを持って来て』とお願いしたところ、暫くして持って来たのが「ほうき」と「ちりとり」だったそうです。(なんで?!?!)さりげなく習慣的に使っている言葉も、日本語の知識が浅い留学生には言い換えが必要だという話。その時は、『荷物を入れる箱』と言い換えて伝えたようでした。伝わらないからダメなのではなくて、少し角度を変えて伝え直すことで、相手は理解できる事が沢山あります。
このお店はバイトとお店の関係がとてもよく、求人を出さなくても、働いているバイトが新しいバイトをどんどん紹介してくれるという、いい循環が生まれています。どうやら、【伝え方】これはキーワードかな??って思ったところで・・・・・
・・・・・私が溜め込んでいる(苦笑)ブログで紹介したいお話を思い出しました。先月の日経新聞の記事です。
普段から、いろいろなことを教えてくださる【英語落語】で有名な【桂かい枝】さんが紹介されていました。世界の人に古典落語の楽しさを伝えるために尽力し、日本に住む外国の方に向けての活動も積極的にされていて、外国の方の感覚や伝え方など、私もいつも勉強させて貰っています。
去年12月に島根県出雲市に市内在住の外国人向けに【やさしい日本語寄席】をされたことは伺っていましたが、その様子が紹介されていました。
大勢の立ち見客も出た客席は、年齢、国籍を越えて笑いと拍手で包まれました!!しかも【日本語の落語】で!!この落語、【やさしい日本語】を取り入れた落語だったんです。
【やさしい日本語】とは??
きっかけは阪神大震災でした。
災害時に外国の方へ情報が伝わらず、水や食料を受け取れない人が出たのを教訓に見つめ直されたのが【やさしい日本語】。今では全国で外国人の方へ生活情報を伝えるガイドラインが出来ています。
そして、この流れは日に日に増える外国人観光客に対しても広がっています。無理に外国語を使わず、日本語でもおもてなしは出来ます!(敢えて断言。多くの店舗で、日本語だけで接客している現場を見てきているので・・・)
福岡県柳川市では2016年から、やさしい日本語で観光案内をしようと取り組まれていて、こんなサイトも立ち上げられてます。
さてさて、具体的な取り組みについては、パート2にて。長すぎると読みにくいでしょ?!よければ、それぞれのリンクも覗いて見てみてください。動画での紹介もあり、いかに【やさしい日本語】で伝えるか、それぞれで研究している様子がわかります。ではでは、続きは次にて。。。。