伝統と最新を組み合わせて海外へ発信!!

先日、京都・元離宮二条城にて開催されていたある展覧会へ足を運びました。

 

日本の伝統文化に刺激を受けた世界の一流アーティストによる、新しい解釈の日本を表現したエキシビジョン【KIMONO ROBOT】。最先端の人型ロボットが江戸時代の素材を使って草木染めなどの技法を駆使して再現された美しい振袖を着ていました。このように、古来の手法で厳密に復元した着物をはじめ、日本を代表する職人の作品を展示していました。表現がとても斬新で、多くの観光客が足を止めて見入っていました。

そして、こちら二条城ではその前の3月30日から4月2日まで通常非公開の中庭を利用した高級クラシックカーの展示会【コンコルソ・デレガンツァ京都2018】が開催されていました。

 

 

 

 

 

国内外から延べ8000人が訪れ、和の空間で観るクラッシックカーに魅入れられたようです。

MICE誘致の取り組み

MICE(マイス)という言葉、目にしたことありますか?

M(Meeting)企業等の会議

I (Incentive Travel)企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)

C   (Convention) 国際機関・団体、学会等が行う国際会議

E (Exhibition/Event) 展示会・見本市、イベント

MICEとは・・・日本政府観光局(JNTO)サイトより

観光立国日本を目指す中で、訪日観光客の誘致だけでなく、このMICE誘致の取り組みも各地で強化されています。国際会議や展示会で訪日される方は、通常の観光客よりも滞在費も高く、しかも世界をリードする学術や産業の知識と⼈材が集まることによって、地域及び日本に新しいビジネスの可能性が広がるとして注目されています。

2016年のICCA資料より。世界で見ると国際会議開催件数15位圏外の日本はまだまだ伸びしろがあります。日本はというと、東京が世界順位21位、京都が44位ですが、ここ数年の誘致強化により増加の傾向にあります。

表は京都文化交流コンベンションビューローより

 

世界に発信する日本の魅力

このMICE。従来はホテルや施設・会議場などが主な開催施設だったところが、今回私が訪れた二条城のような史跡など文化・歴史的な場所を国際イベント誘致に活用する動きが広がっています。こうした場所は【ユニークベニュー】(特別な場所という意味)と呼ばれ、それぞれの地域の特色を生かした個性的な提案ができることが特徴です観光庁のユニークベニュー関連ページ 

京都では先月まで29箇所だった受け入れ可能な場所が今月末までに41箇所まで増えるようです。京都のユニークベニューガイド(京都文化交流コンベンションビューロー)

古都の伝統・文化と先端技術、最新情報の融合は新しい日本の魅力の発信の大きな力となると期待されています。まだまだ世界へ発信できる日本の魅力は尽きません。どんな新しい提案に出会えるか楽しみですね!伸びしろがあるって面白いことですね!

 

最後に、これは私の勝手な好みです。ファッション関係のコレクションも実はここ数年、日本を会場にするものが多くあったのですが、昨年ルイ・ヴィトンが滋賀のMIHO MUSEUMにて開催した2018クルーズ・コレックションがすごくインパクトがあって素敵だったので・・・・(ルイ・ヴィトンの公式発表では京都で開催となっていますが・・・)シェアしますね!!!

コレクション開催時に、私の周りの関係者の方々が、色々シェアしてくださって、この時期のゲストたちの様子が印象的でした。木々の深い緑の中で日本の感覚と海外の感覚の融合するバランスが素敵!

劉でした。

記事を書いたのは私:
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このサイトは 大阪初の外国人観光客向け多言語観光MAP「EXPLORER MAP  (旧EXPLORER OSAKA/旧 EXPLORER KYOTO)」の広告販売、及びインバウンドプロモーションを手がける株式会社エースブリッジが運営しています。
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ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。