「今できることをやる」為に。客観的にデータで見て見ましょう!
観光庁が3月31日に発表した2019年1年間の訪日外国人消費動向調査から、都道府県別のデータを確認出来ます。昨年は秋より韓国からの訪日客数の減少はあるものの、それ以外の国からの訪日客数は、変わらず増加傾向にありました。少し先の未来の為に準備する参考になれば・・・
2019年 47都道府県の中で訪日外国人、どこが多かった??
注意*訪日外国人には、観光・レジャー目的の訪日外国人以外に、ビジネス、親族・知人訪問目的、及び1年未満の留学目的などで日本を訪れた外国人も含みます。
1位〜10位
千葉県は成田空港があるので、空港を利用されてる方の人数も反映されていると見えます。愛知県にある中部空港は、中部空港を起点に岐阜県の飛騨高山や、長野、静岡・富士山へ向かわれる方が多いようです。
11位〜20位
2010年の10年前にはあまり多くなかった訪日クルーズ旅客数が、2019年は215.3万人(国土交通省港湾局 産業港湾課 令和2年1月23日発表)まで増えました。港のある県はクルーズ船の旅客数が大きく起因しています。
ただし、この2年で中国からのクルーズ船は減少。欧米圏の富裕層向けのラグジュアリー船の寄港が増加中でした。今回の感染症の影響はこれから暫く受けそうです。
富士山を含む静岡、そして欧米の方には特に広島、飛騨高山、ウィンタースポーツ需要で目立っている長野なども見られます。
21位〜47位
どうでしょうか。
この統計はビジネスや家族、知人訪問、1年未満の留学生なども含むので、一概に観光客数を測るものではないですが、日本の中でどこが知られているかを知る指標となります。日本国内には、情報発信が十分でないだけで、日本人も外国の方も感動する魅力がある場所が沢山あります。
「情報が既に飽和している場所」・「情報が十分でない場所」
エリアによって、アプローチの仕方は異なってきます。
また、既に日本の情報が多くある「韓国・台湾・香港・中国本土」以外の国で、国によってはまだまだ 【日本=東京・京都・富士山】だったりもします。国ごとに日本の認知度は異なってるんです。
どうやって認知度を上げていくか。定着には時間がかかります。今あたえられている時間の中で、何に時間をかけて取り組んでいくか。周りの方々へ声をかけながら、助け合って進めていくのはどうでしょうか。
何か取り組むことで、今を進める力になりますように。
訪日外国人訪問数集計は※国土交通省観光庁 訪日外国人消費動向調査【参考表】都道府県別集計2019年暦年より引用