まずはお店のポリシーを伝える!!大事です!

私が大ファンのお店のお話です。

 

私たちが取り扱っている【EXPLORER MAP】創刊当初からお世話になっている焼肉六甲 心斎橋さん。創刊当時(2008年)は外国人観光客を受け入れを考える店舗が少なく、そんな中、我ら研究員Mと共に色々なチャレンジをされ、築き上げて来られ、今では毎日行列、リピーターも多い超人気店です。

 

 

いつも、現場の声を届けてくださるんですが、前々から教えてもらっていたお話をシェアしますね。(六甲さん、いつも視点が「観光客のために・・・」なんです。他の店舗も良くなる事で、観光客が喜べばいいと言う考えでお話をして下さいます。本当に優しい暖かいお店です。)

入店前が重要!!!

焼肉六甲さんでは、メールでの予約受付、予約のない方は当日並ばれたりもしていますが、いずれにせよ、必ず同意を取っていることがあります。

 

お店の特徴とルールです。

 

焼肉六甲さんは焼肉店ですが、焼肉店にも様々な形態があり、相手のニーズと店舗で提供しているサービスがマッチングしているかを必ず!伝えて、そして同意をもらうところまでを丁寧に確認をしています。

店舗のホームページをご覧いただいていも、何よりもまず一番に来るのが、このレストランポリシー。(大事だとしていることが、ここからも伺えれますよね)

どんなサービスでもそうですが、ニーズにマッチングしているかどうかはとても重要です。

 

なんでも受け入れるのではなくて、満足度を上げるためにもお客さんに何を提供しているお店なのかをお伝えするのはとても大切!!!既に店舗に入ってきているお客さんでも、まずは一旦外に出ていただいて、レストランポリシーを伝えて、サービスがニーズに合っているかを確認されています。

 

確認が取れて、ようやく予約確定、もしくは入店いただくんです。入店してから、ミスマッチに気づいて出て行かれるのも申し訳ないですし、お客さんからしても、ようやく座れた後に出るのは残念ですよね??納得してもらって座って貰う。大事です。

 

お客さんをコントロールする!

ちょうど先日わたしがお邪魔した際も、海外からのお客様が予約に来店され、店先で説明、確認を取られていました。(下の写真は店の中から、わたしが撮ったもの。六甲さんから了承いただきました)

予約に来られていた方は、納得して満足気な様子で帰られていました。もちろん、その逆のパターンもあるようです。ただ、ニーズがそもそも違っているお客さんに来店されてニーズに合わないサービスを提供してもクレームを引き起こすだけ。旅行中の貴重なお食事の機会が豊かな時間になる為にも、ニーズとマッチングしない場合は、ハッキリとNOを言ってあげることが大事です!!

 

全ては入店するまでが一番大事!ここでどこまでお客さんをコントロールしてあげれるか!お客さんの言うことを全てYESとなるのは店舗、お客様の双方にとって、必ずしもいいことではありません。

 

例えばどんなこと?

例えば、焼肉六甲さんの場合、食べ放題でコースが決まっています。お腹が減っていない人にとっては、食べ放題は勿体無いですよね?アラカルトで食べたい方にとっても不向きです。きちんとレストランポリシーにはお店のスタイルを明記した上で、ご理解いただいた方に楽しんでいただけるお店であることが書かれていました。(日本語が添えられていたので、韓国語バージョンのレストランポリシーより↓↓)

最近は、「分かりやすくていい!」として欧米のお客さんも更に増えているようです。(元々様々な国のお客様が多い店舗ですが)また、韓国の方からは、「口コミで、ここのお店は優しい。と書かれていた。」と言われたそう。レストランの口コミで「観光客に優しいお店」って書かれるなんて、最高だと私は思いました!

 

 

マッチングしていない時は、ハッキリとNOを言う!(言い方は気をつけてあげてくださいね!どうして合わないのかをきちんと説明が必要です。)。この点については、本当に重要で、普段からわたしも色々な場面で痛感しています。みなさんにシェアしたいことが盛り沢山なので、また分けてご紹介をさせていただきますね!

今日はここまで。いつも私たちの仕事を応援をしてくださりながら、観光客の受け入れを共に頑張っていらっしゃる多くのお店の方々に感謝です。六甲さんの想いが誰かのお役に立ちますように。

記事を書いたのは私:
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外国人観光客研究所のサイトにお越し下さり、ありがとうございます。
このサイトは 大阪初の外国人観光客向け多言語観光MAP「EXPLORER MAP  (旧EXPLORER OSAKA/旧 EXPLORER KYOTO)」の広告販売、及びインバウンドプロモーションを手がける株式会社エースブリッジが運営しています。
外国人観光客研究所では、私たちが関わってきた店舗さま等の事例から、訪日外国人旅行者の集客方法、おもてなし、ニュース、インバウンドビジネスに関わる様々な情報を発信するだけではなく、普段の私たちの様子など私達らしい視点で、楽しく綴っています。インバウンドのお客さんをもっと身近に・・・日本らしさを楽しみながら、外国の方とも楽しく接していけるお力になれますように・・・。

ABOUTこの記事をかいた人

劉 賞美(Liu Shangmei)

高校卒業後、北京語言文化大学へ語学留学。
2002年より中国の国営貿易商社、中国中紡集団公司(北京市)の日本法人会社にてアパレル生産管理、中国工場管理、貿易事務、社内中国語講師担当。
当時一般客へのVISAが下りにくい中、出張で来日する中国人の通訳と観光のアテンドなども行う。
退社後は、中国語の個人レッスンをベースに2010年より中国語グループレッスン、日中語学交流会を現在も主催・運営しており、パナソニックセンター大阪にて中華圏の企業、行政機関向けのB to B通訳を担当。
また、高島屋百貨店にて訪日外国人を対象とした通訳アテンド業務を経て、株式会社エースブリッジに入社。
日々、外国人観光客を集客している店舗様へ足を運び、また時に外国人観光客や、在日外国人の生の声を聴き「今求められているモノ」を発信すべく、2010年より続いている「外国人観光客研究所」の所長に2017年7月より就任。