香港・台湾から押し寄せるインバウンド婚が止まらない

こんにちは、相澤です。

御報告遅くなりましたが、いつの間にかシンガポールから日本へ帰国を果たし、すっかり大阪生活に馴染んでいます。

さて、今日は、今話題のインバウンド婚について書いていきます。

インバウンド婚って何?

外国人が新婚旅行を兼ねて日本で結婚式を挙げること。マーケティング専門紙「日経MJ」(日本経済新聞社)による造語で外国人の訪日を意味する「インバウンド」と「結婚」を組み合わせたもの。

インバウンド婚によりブライダル市場・地方の観光市場が活性化

現在インバウンド婚は、日本で「なし婚」など若者の結婚式離れが進み、縮小するブライダル市場や地方の観光地にとっては無くてはならない存在。従来の日本式の結婚式は、週末もしくは祝日に開催していますが、相手が外国人となると、平日に稼働することも可能となり、そして仏滅など日本文化的な背景を気にする必要がない。

まさにブライダル市場にとってのメリットは言うまでもない。

1日平均5・6組の外国人が沖縄で挙式を行なっている

現在インバウンド婚の最も人気候補地は、沖縄県!

2017年には、沖縄リゾートウエディングの件数は17,288組と過去最高となった。そのうち2,066組は海外組数という数字を出している。他にも、人気候補地としては、京都、北海道、軽井沢も年々外国人挙式数を順調に伸ばしている。

こちらのデータを見ても一目瞭然であるが、日本人のみならずリゾートウエディングの人気は依然高い。

(沖縄県観光振興課 調べ 2017年)

外国人及び日本人の挙式に関する詳しい数字(平均参列人数、施工数、単価等)はこちらを参照して下さい

インバウンド婚ランキング(国別)

1)香港 

2)台湾 

3)中国

見ての通り、中華圏からの訪日が多い。これはアクセスの良さや、海が綺麗という理由だけではなく、日本人がハワイやバリといった海外挙式に対する憧れと同様に、中華圏の人にとっても、「沖縄で」、そう「日本で挙式を行う」ことが一種のステータスともなっている。

以前は、香港や台湾の芸能人の方が沖縄で挙式をひっそりと行っていたが、今では徐々に一般人にも人気が出ている。

沖縄は現在、国内線で県外23都市と1日123便、海外便は199便/週まで伸ばしており、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は、2030年度までの沖縄への入客並びに受入体制の構築に全力を上げている。2020年には、那覇空港第二滑走路が増設させるため、一層の伸びが期待出来そうだ。

また、沖縄では2011年より「沖縄リゾートウェディング協会」を発足させ、現在の加盟会員は約100社。そして沖縄県にある12市町村が外国人の婚姻手続きを役所で受理するサービスを行っている。まさに官民一体となり、住民の理解も得ながら沖縄のインバウド婚は成功へとつなげている。

インバウド婚を後押するリーガルウェデング

なんだかカタカナだらけで、すみません。。

沖縄県がインバウド婚が急成長した背景に、リーガルウェデング の存在を忘れてはなりません。

リーガルウェデング とは何か

リーガルウエディングとは、海外で現地の法律に基づき結婚することで、国によって条件・形式が異なるが日本では、戸籍法に基づいて婚姻届を市町村役場に届け出ることを指している。

香港客の需要は、婚姻届受理証明書が香港で婚姻の正式書類として扱われ、手続き上の利便性に加え、海外で式を挙げるステータスにもなっているそうだ。

●未婚証明書 ●香港政府発行のパスポート ●香港ID  ●出生証明書 を事前に日本語に翻訳を代行業社などに2ヶ月ほど前に依頼し、当日は、わずか30分から1時間で手続が済むそうだ。

筆者は、何故面倒な手続をわざわざするのか不思議に思い。英語のブログを読み漁って見た。そこで判明したことは(あくまでもネット上の情報源です)

日本でリーガルウェデング の手続きを済ませれば香港で婚姻手続は不要

単純に婚姻手続を香港の市役所で行うのが、ダサい(実際に香港の婚姻手続書と日本で貰った婚姻証明書を並べていた)

●記念日なので、やはり日本で!ロマンチック!

という声もあれば、バツイチに人気だそうです(笑)。

実際に沖縄県で発行される婚姻証明書は、確かに記念になりそうですね。

このリーガルウェデング についてもう少し掘り下げてみたいので続きはまた次回へ。

これからは、インバウドだけではなく、インバウンド〇〇と広がりをみせていきそうですね!私達も共に受け入れ側としてサポートしていきたい所存です。

 

 

 

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

相澤 めぐみ

大学3年の終わりに休学を決意し、単身、カナダ(トロント)へカメラマンを夢見て渡る。
カナダトップ3の広告制作スタジオにてアシスタント勤務を経て、日本へ帰国。復学を果たし、関西大学(商学部)を卒業後 ベルギーブリュッセルへと渡る。
フランス語を習得した後に、Vrije Brussel Universite 大学院にて中国開発経済を専攻。
卒業後は、現地にて大手会計事務所 Earnest & Young にて税務コンサルタントとして就労。
帰国後、EXPLORER OSAKA/KYOTOの広告の営業担当として就労。
2013年9月に夫のシンガポール転勤により、現在、シンガポール在住。